代表者メッセージ

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MOG株式会社の代表取締役

大瀧一彦です。

私は、1976年に生まれました。高校を卒業した僕は、心の赴くままに「山」という自然に引かれ18歳から23歳まで「山」という名の大自然の大学に通っていました。
渦中にいた時には気付かなかった感覚も、今の自分を形成する大きな要素であり、糧となっています。
多感な時期に大自然と共に過ごせた事で、世の中の様々な相違や疑問、滑稽で納得できない不思議な事なども客観的に感じれる様な自分を形成してくれました。

20年前は、今程「アウトドア」という言葉も表にでてなかったですし
「環境」に対しての世の中の意識も、正直なかったと思います。
時代背景としてインターネットもほとんど普及しておらず
意識を持った方々が情報を共有できるような環境もなかったように思います。

当然、企業の「コンプライアンス」などという言葉も浸透してなく
30年前は路上喫煙どころか駅のホームでの喫煙は、当たり前。
しかも吸った煙草を火がついたまま線路に投げ捨てるのは、日常の光景でした。
ホームでなく線路です。子供心に吸殻を石の間から一本一本拾い上げる清掃員の方を見て
いたたまれない気持ちになっていたのを、今でも鮮明に覚えています。

先程の話に戻りますが、それから10年後、大自然に身を投じ山を滑走していました。
雪解けの始まる季節になり、春の麗らかな新芽の匂いと、土色混じる山肌のリフト線下に一本の
白い帯が続くのを発見しました。それは山頂に続く川の様に白く帯びていました。

「あの白い帯のようなものはまさか・・・」

そうです。10年前に線路で見て感じた悲しみを、大自然の中で感じてしまったのです。

当然携帯灰皿などの常識がない時代でしたので
当たり前のように雪山へタバコがポイ捨てされている状況でした。

フィルターは土に還りません。
違和感が不信感に変わった瞬間でもありました。

23歳になり山を下りる事をきめた私は、いつの間にか自然に携わる仕事がしたいと考えるようになり
今日にいたるまで「還元」というテーマの元に動いてきました。
仕事は幾つか変わりましたが「還元」というテーマはぶれずに進んできた自負はあります。

現在、リユース・リサイクルという事業をベースに動いていますが
24歳の時始めた、「地球に還元されるせっけん」も今後発信できればなと思い描いています。
24歳から36歳までの12年間「商売」という名の自転車をこぎ続け、36歳の時にその自転車に車輪がついてなかった事に気付き
多々なる失敗は経験となり40歳になった今、やっと「想い」の丈を山彦がこだまするように発信できるスタート地点に立ちました。
富士山でいうと、現在5合目です。
5合目までは頂上が見えない分、同じ距離でも長く感じましたが、筋力だけはついたと思っています。

今後も私は「還元」をテーマに動いていきます。
この仕事に対し大きな言い方をするつもりはないですが
最大限「地球」への還元を強く意識して日々働いています。

あくまで個人的な想いですが、「地球の為に」とつねに想っている自分がいますから
きっと地球も応援してくれているのだと信じています。
これは私の動力の源です。

力の源といえば、一緒に仕事をしている仲間もそうです。
一人一人が、どこまで環境の部分を意識しているかはわかりませんが
この職場に集まってきてくれた以上
少なくとも自然の恩恵をどこかで感じている人間の集まりなのではないかと思っています。

仲間一人一人の個々の意識があがる事で不用品が廃棄されず
また利用されていく喜びを見て感じる事が出来るこれは大変喜ばしいことです。

しかし、それと同時に日本という恵まれた国だからなのか
恵まれすぎているが故に起きている現実問題にも直面する時もあります。

現実問題
世界一ゴミの多い国(一人当たりの排出量)

それが世界から美しいと賞賛されているこの国のもう一つの顔でもあります。

今後この仕事を、どう捉え生業としていくか。
これからも自分自身の大きな課題でもあります。

無駄なゴミを減らし、小さなアイディアから、再利用され、また新しい命を吹き込まれるモノタチ。

この恵まれすぎた国と時代に捨てられた「モノタチ」に寄り添い
新しい価値観を兼ね備えたリサイクルビジネスを信念をもってやり続けたいと考えています。

私には、共に働いてくれる「仲間」と「地球」の応援がありますから。

MOG株式会社 代表取締役 大瀧一彦

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